デラウェアやカシスを思わせる甘酸っぱいフレーバー、ジャスミンのような華やかさにほのかにシナモンを感じるスパイス

前回も販売したグジエリア シャキソウォッシングステーションからナチュラルプロセスのニュークロップをリリースいたします。まず初めに今年のクロップは非常に良い出来、飲んだ瞬間『おぉいいね』という感じです。ぶどうの品種、デラウェアのようなみずみずしく甘い果実感、カシスを思わせる華やかな甘酸、ジャスミンのようなふわっと広がるアロマ、ほのかに感じるシナモンをイメージさせるスパイスフレーバーなどなど。ベースが非常にクリーンな為、いろいろなフレーバーの輪郭がはっきり感じられます。甘みと酸のバランスも非常に優秀。ナチュラル感がしっかりと感じられるのですが、いやな発酵味が一切ありません。すばらしいコーヒーです。このウォッシングステーションを運営しているのは、ビニヤム・アクリル氏が率いるナルドスコーヒー。コーヒーに対して真摯に取り組み、妥協なく品質に向き合う姿勢、革新的な試み、その理念のもとに行う様々な取り組みにより、今ではエチオピアを代表するコーヒーカンパニーに成長しました。ナチュラルファンの方、フルーティーなコーヒーがお好きな方ならまず間違いないコーヒーです。ぜひお試しください。

※ナチュラルとは、コーヒーの精製方法のこと。コーヒーチェリーと呼ばれるさくらんぼの様な状態から、コーヒー豆（種子）を取り出す工程を精製と言います。近年主流であるウォッシュトは、果肉を機械で除去し発酵槽に漬け、また水洗いしてコーヒー豆の状態にする精製方法。豆本来のキャラクターがクリーンに出るのが特徴です。対してナチュラルは果肉のまま天日干しにして、果肉を除去するやり方。乾燥の過程で果肉のフレーバーが豆に移り、独特の果実味と甘さ、洋酒のような風味が感じられます。