シトラス系のフルーティーなフレーバー、ハーバルなアロマとほのかなスパイス

エチオピア南部グジエリアからニュークロップが届きました。今回は、そのグジエリアからウラガ地区ゼレラムW.S（ウォッシングステーション）周辺に暮らす小規模生産者の豆をリリース。持ち込まれたチェリーは、再度ハンドピックを施し、均一性の高い完熟チェリーのみを精製に回しています。このような仕組みはクオリティの高いコーヒーを安定して生産することを可能にしています。エチオピアのウォッシュトプロセス特有のシトラシーなテイスト、薬草を思わせるハーバルな香り、しっかり甘みも感じ取れ、奥に潜むほのかなスパイス感。これら多様な要素が織りなす複雑さはまさにエチオピアならではの唯一無二の味わい。とにかく果実感が好きな方へおすすめのコーヒーです。

エチオピアは、コーヒー発祥の地とされています。南部にあるkaffa(カッファ）地方が、coffeeの語源という説も。そのエチオピアの中で、最近スペシャルティコーヒーマーケットにおいて注目されている産地、グジエリア。エチオピアといえばイルガチェフェ産のコーヒーが有名ですが、このグジエリアの豆もイルガチェフェに肩を並べるクオリティとポテンシャルを持っています。イルガチェフェが位置するシダモ県に隣接しており、味わい的には近い感じですが、もう少しマイルドな印象。また我々もこの類稀なるキャラクターをどう表現するかロースターとして常に探求し続けています。それだけの価値のあるコーヒーです。ぜひお試し下さい。